安南青花 見込菊花文 茶碗

安南染付茶碗です。安南茶碗には見込みに蛇の目状の釉剥ぎを設ける例が多いですが、この作品には見込みの釉剥ぎがなく、躍動感のある菊花文が描かれております。天で焼かれた上手の作品であると言えそうです。

外に強く開いた口縁の内側と外側にはそれぞれ幾何学文の帯をめぐらせ、側面下部に明初ふうの力強い蓮弁が描かれて全体を引き締めます。大ぶりな高台は気品をたたえ、高台内側には、通例のごとく鉄が塗布されております。発掘ながらも大変コンディション良好で、釉肌のツヤも申し分なく、使い込むほど味わいを増す茶碗なのではないかと考えております。

1992年福岡市美術館で開催された「ベトナムの陶磁」展に同手の茶碗が出展されております。所載品は見込みの絵付けが梅花ですが、当出品は菊花で、デザインのわずかな違いを数種造っていたのではないかと想像されます。安南染付茶碗の優品として推奨いたします。

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