彩陶双耳壺


彩陶双耳壺(紀元前3100-2700年頃)

PAINTED POTTERY JAR WITH TWO LUGS
(3100 – 2700 B.C.)

珍しい形状の彩陶双耳壺です。口縁は外に巻かれ、垂直の長頸部から、豊かな膨らみの胴部につながり、高台めがけてシャープに引き締まってゆき、低い位置に双耳が設置されます。5000年前とは信じられぬくらい近代的なフォルムを持った、モダンで好ましい壺です。

黒の顔料によって不思議な文様が描かれております。これはただのデザインではなく、呪術的な意味合いを持たせたものと考えられますが、古代人の祈りは、我々現代人にとって真似のできない面白いデザインとして評価されるべきものです。古代中国陶磁は、ややもすると存在感が強すぎるところがありますが、この壺はどこか優しげで、インテリアとしても安らぎを与えてくれる作品ではないでしょうか。

龍泉集芳(世界的に高名な古美術商、繭山龍泉堂が昭和五十一年に発行した図録)に類似品が掲載されております。龍泉集芳の所載品は口縁部にも小さな双耳がありますが、それ以外は文様、形状、サイズいずれも近似しており、兄弟作といって差支えのないものです。コンディションも良好で、口縁にわずかなソゲが見られる程度で、鑑賞上の差支えはありません。なお、コレクターによる簡素な桐箱に収められております。

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