(SOLD)鉄地白絵梅瓶

ウブで出ました、希少な高麗時代の鉄地白絵梅瓶です。鉄分の多い茶褐色の胎土に、茶褐色がかった鉄釉を施し、その上にイッチンの技法で、白土による簡素な草花文を絵付けしています。

一見いわゆる「黒釉白花」と呼ばれる鉄地青磁の梅瓶のようにも見えますが、そうではなく、まず①に青磁釉が掛けられていない…②に白絵が陰刻されておらず単純なイッチンの技法である…③に鉄釉が簡単に一重掛けであり胎土も土物に近い…これらの相違点から高麗時代の地方窯の作品と推定されます。とはいえ大変めずらしいもので、官窯とはまた違った美しさがあります。

絵付けがとぼけた味わいで、粉青沙器に通ずるものがありますが、形は品が高く、凛とした風情をまとっており、そうしたギャップもまた、希少性もあいまって魅力的だと思っております。しみじみと眺められます。

口縁が白いのは傷ではなく、白土が薄く掛けられたもので、おそらくデザインの一環でしょう。底部にカマニュウがあり、そこに止め補修痕が確認できますが、その他、状態は良好で、梅瓶としては小ぶりなサイズ感もうれしく、口づくりが小さいので花の入れやすさもポイント。健康的な美を持つ、高麗時代の稀なる梅瓶です。(SOLD)ご売約となりました。まことにありがとうございました。

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