10.堅手茶碗(李朝中期)
径14.3㎝ H6㎝
素直な碗なりで、クリームホワイトの釉は柔らかく、堅手というよりもやわらか手と呼びたくさえある。伝世されたもので釉に味わいがほんのりと染みて、すがすがしい朝もやの景を思わせる。やがて雨漏りさながらに育ちそうではある。小ぶりながら強く竹節になった高台には飛び釉が見られ、れっきとした見どころだ。ところどころ金繕いがあるものの、好ましい高麗茶碗。戦前の粗末な桐箱と仕覆が伴う。
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「素心」朴訥なる茶碗展
2025年9月13日~19日 12:00~19:00(13日は予約推奨)
会場:京都市東山区五軒町106アルナイル1階 骨董真魚