7.古唐津茶碗

7.古唐津茶碗(桃山~江戸初期)

口径11.2㎝ H7.1㎝(江戸期の桐箱・仕覆伴)

木片などの不純物を含んだままおおらかにろくろ成形したため、内外に釉の凹凸が生じて、素朴な碗形ながらも荒々しい風情を持つ。古唐津らしい灰釉の調子はほんのりと鹿の子を呈し趣がある。土見せの土ヨレの様子や伝世ならではの落ち着き方に見どころがある。見込みには扇状の火間、中央にへそのような土ヨレが景に奥行きを与えている。一見なんの変哲もないが、しみじみと日々の茶にふさわしい。

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「素心」朴訥なる茶碗展

2025年9月13日~19日 12:00~19:00(13日は予約推奨)

会場:京都市東山区五軒町106アルナイル1階 骨董真魚