11.古信楽茶碗(桃山~江戸初期)
径11.2㎝ H8.2㎝
古信楽ならではの赤焼けの肌に、うっすらかかる胡麻と長石が散りばめられた景色は日本の美ならでは。室町期のような風格があるが、おだやかに丸みを帯びた碗相は長次郎さながらで、いかにも利休好みを体現するかのよう。傷ものなれど、江戸期の古格ある金漆で繕われている。まるで傷ついた自然石のような一碗。高台脇に宗旦らしき朱漆の花押が見られる。
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「素心」朴訥なる茶碗展
2025年9月13日~19日 12:00~19:00(13日は予約推奨)
会場:京都市東山区五軒町106アルナイル1階 骨董真魚