椿手六角盃

椿手六角盃です。失透性の瀬戸釉を全体に施し、黄釉を内外一面ずつに打ちつけて、その黄釉がまるで古備前の金胡麻のような景色になっているのが独特で、侘茶好みの渋い風情をまとった盃と言えます。寸法もすばらしく、実際に使ってみるとあらためてこうした六角盃を古来茶人が珍重したことも頷けます。茶道資料館で平成3年に開催された「酒器」展図録№110に兄弟作と思しき品が掲載されております。林屋晴三氏の解説文には「本来瀬戸釉の無地であったが装飾効果を求めて黄釉を点じたもので瀟洒な趣があり出色出来の優作」と論じられております。旧蔵者によると東京の老舗茶道具商にあったものを求めた、とのことでした。浅いソゲを一ヶ所、金繕いしておりますが、気になるものではありません。

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