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室生の安産寺地蔵菩薩立像
今秋、かねてよりの念願がかない、奈良県宇陀市室生の安産寺地蔵菩薩像を拝観させていただくことができました。安産寺は宇陀川の清流を望むのどかな村落にあり、地元の素朴な人たちに守られながら、ひっそりと安置さ

「素心」展 朴訥なる茶碗たち
2025年9月13日~19日 12:00~19:00 会場:京都市東山区五軒町106「骨董真魚」 ※※※ 「素心」は唐代の顔真卿による造語。 「友と交わるには一点の素心を存するを要す」菜根譚 ※※※

東洋的な美
年の瀬に、伊豆にほど近い静岡県下田市の上原美術館を初めて訪いました。山々に囲まれた、のどかな風情の中に、まだ新しい建物が佇んでおり、そこに大正製薬名誉会長の上原正吉・小枝夫妻の仏教美術コレクションと、

古備前大壺
ウインドウに置いていた古備前大壺。南北朝か、下っても室町初期であろう古格たっぷりな姿。自然釉もふんだんにかかり、豪快に流れた景色が見どころです。底部の歪みによって少し傾いでいるという欠点もものともせぬ
東洋骨董店「真魚」スタートしました
皆様はじめまして。京都市東山区、三条通白川にある骨董・古美術店の真魚(マオ)といいます。 およそ七~八年、店舗を持たない骨董商として、さまざまな地域を渡り歩いて活動しておりましたが、かね

⑲高麗青磁鉢
⑲高麗青磁鉢(高麗時代) D18.6㎝ H8.8㎝ 金繕い少々 時代桐箱を伴う 発色と造りのよい高麗青磁。わずかな傷は一般的には惜しまれるものだが、かえって食卓に用いる勇気が生まれるから

⑳常滑山茶碗
⑳常滑山茶碗(鎌倉時代) D15.8㎝ H5.1㎝ わずかに補修有り 秦秀雄旧蔵 一種定番であろう常滑の山茶碗。おかずを盛るのに持ってこいであった。かなり使い込まれたもので、肌がよく落ち

㉑陶片箸置
㉑陶片箸置(桃山時代) 美濃唐津の巾8cm 赤志野の巾5.4㎝ 美濃唐津と赤志野の陶片を箸置に見立てて。いずれも深い見どころを感じて身の傍に置いて使っていた。資料として貴重なものではあろ

㉒織部平向付
㉒織部平向付(江戸初期) 12.6×10.8×4.7㎝ ソゲの共修理有 形容しがたい器形、形容しがたい絵付。まさしく他の産地には比類がない。これが織部の良さかもしれない。茶懐石の道具なが

㉓鉄釉小皿
㉓鉄釉小皿(江戸初期) D12.9㎝ H2.8㎝ 一見、何の変哲もない美濃の鉄釉小皿だ。しかし、見込みのこの釉剥ぎはどうだろう。ぐっと指で勢いよく拭ったのだろうか、まるで修行を積んだ禅僧

㉔鉄絵唐草文石皿
㉔鉄絵唐草文石皿(江戸時代) D30.7㎝ H5.5㎝ ホツ、ソゲあるものの良好 なんとも面白き石皿である。外周付近に唐草文をさらさらと描いており、その筆のなめらかさが気持ち良い。見込み

㉕絵唐津片口
㉕絵唐津片口(桃山時代) D14㎝(注口を除く)H7.5㎝ 金直し、ニュウ、高台に朱漆下駄 時代桐箱を伴う 鉄砲口と、自由に歪んだ器形、そして勢いの良い絵付けがなんとも力強い魅力をもつ片

㉖太白手吹墨吉字文盃
㉖太白手吹墨吉字文盃(江戸時代) D8.8㎝ H4.2㎝ 珍しきもの。古染付を意識してつくられたものであろうか、吉字に吹墨をまとわせている。磁器の白さとは違って、黄色みを帯びた陶肌に淡い

㉗古瀬戸灰釉鉢
㉗古瀬戸灰釉鉢(室町時代) 巾18.8㎝ H9.2㎝ 古い金繕い 窯中の火勢によるものか、大きく歪みを生じた灰釉鉢。だからこその魅力があり、料理だけでなく、酒注のうつわとしても活用できる

㉘鶏龍山鉢
㉘鶏龍山鉢(李朝前期) D18.8㎝ H8.2㎝ 傷の古い繕い有 時代桐箱が伴う 鶏龍山らしいシャープな器形。白刷毛と深い茶褐色のコントラストも良い。傷はあれど古い繕いが風情を纏っている